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闇の左大臣 石上朝臣麻呂

集英社文庫 く1−45

出版社名 集英社
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-08-746098-8
4-08-746098-3
税込価格 880円
頁数・縦 479P 16cm

商品内容

要旨

天智天皇、天武天皇の時代を通じ、物部連麻呂は最下級役人だった。壬申の乱では大友皇子の側に立ったこともあり出世は望めなかった。しかし天武の没後、石上の氏族名に変わり、持統天皇、元明天皇の時代には徐々に位は上がっていった。和銅元年(西暦七〇八年)には、臣下の最高位である正二位左大臣にまで上りつめた。なぜ麻呂はそこまで出世できたのか。闇の部分に迫る古代史長編小説。著者絶筆。

出版社・メーカーコメント

古代史ロマンの巨匠が挑んだ絶筆の長編小説。蘇我家との戦いに敗れ、滅びた物部家の血をひく物部連麻呂。最下級の官人がなぜ、左大臣にまで上りつめたのか。謎の男の波瀾の生涯を描く古代ロマン。(解説/清原康正)

著者紹介

黒岩 重吾 (クロイワ ジュウゴ)  
1924年2月大阪生まれ。同志社大学法学部卒。60年「背徳のメス」で直木賞、80年「天の川の太陽」で吉川英治文学賞受賞。2003年3月7日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)