• 本

狼の領分

新潮文庫 は−30−6

出版社名 新潮社
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-10-101326-8
4-10-101326-8
税込価格 607円
頁数・縦 354P 16cm

商品内容

要旨

大神の天衣無縫な笑顔には、誰もがやられてしまう。スレてる俺でさえ例外じゃなかった―。元ヤクザの俺は、巨漢・蒼ノ海と共に、札幌の旅館で、いわくつきの大金をもてあましていた。やがて旅館の女将・純子と深い関係になる。その縁で暴力団を率いる若きカリスマ、大神と出会った。互いに好感を抱いていた。だが、俺たちはいずれ、喉笛を狙いあう二匹の獣と化す運命にあった。

著者紹介

花村 萬月 (ハナムラ マンゲツ)  
1955(昭和30)年、東京生れ。’89(平成元)年、『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。’98年、『皆月』で吉川英治文学新人賞を、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞をそれぞれ受賞。人間の生の本質に迫る問題作を、発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)