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落語的笑いのすすめ

新潮文庫 か−26−3

出版社名 新潮社
出版年月 2006年3月
ISBNコード 978-4-10-118913-0
4-10-118913-7
税込価格 572円
頁数・縦 330P 16cm

商品内容

要旨

落語家の桂文珍師匠が、慶應義塾大学の教壇に立った。庶民派の関西大学で永年教鞭をとる師匠が、慶応ボーイ・ガールの集うスマートな大学へと所を変えて、高座ならぬ講座を持ったのだが―早慶戦や中国留学生までギャグのネタにしながら展開する授業内容は、笑いの国際文化論、健康学、古典芸能論にも及ぶ。爆笑しながらすらすらわかる哲学的お笑い論。

目次

第1講 それではみなさん、試験をいたします。
第2講 どうです、笑いの奥は深いでしょう。
第3講 では、総論として、笑いの効用について考えてみましょう。
第4講 では、具体的に、笑いの効用を考察してみましょう。
第5講 ですが、「発想による笑い」、これが大事なんです。
第6講 「舌耕」という言葉をご存知ですか。
第7講 そこで、古典の世界の、さわりから語ることにしましょう。
第8講 ここで、日本人の笑い話の源流を一緒にたどってみましょう。
第9講 いまは情報化時代です。「コンピュータと笑い」で幕を閉じます。

著者紹介

桂 文珍 (カツラ ブンチン)  
兵庫県出身。1969(昭和44)年、五代目桂文枝に入門する。’81年「上方お笑い大賞」金賞、’83年同賞大賞を受賞。他にも演芸関係の受賞多数。東西を代表する落語家の一人。古典から新作まで幅広くこなす闘う落語家で、他の追随を許さない実力派(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)