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金門島流離譚

新潮文庫 ふ−25−9

出版社名 新潮社
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-10-134319-8
4-10-134319-5
税込価格 734円
頁数・縦 487P 16cm

商品内容

要旨

金門島―。ここは、かつて人民解放軍と国民党軍の激戦の最前線であった。元商社員の藤堂は、“現代史が生んだ空白”であるその島で密貿易を行ない、したたかに生きていた。だが大学時代の友人が殺害され、血が血を呼ぶ狂騒曲が始まる。アジアのさまざまな病巣を露呈された事件の結末とは…。鄙びた観光地で、日本人と台湾人のカップルを襲った悲劇、「瑞芳霧雨情話」を併録。

著者紹介

船戸 与一 (フナド ヨイチ)  
1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。’85年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。’89(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。’92年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)