あの歌がきこえる
新潮文庫 し−43−14
| 出版社名 | 新潮社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2009年7月 |
| ISBNコード |
978-4-10-134924-4
(4-10-134924-X) |
| 税込価格 | 605円 |
| 頁数・縦 | 338P 16cm |
書店レビュー
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- 金沢ビーンズ (石川県金沢市)
70〜80年代の名曲とともに格好悪くて懐かしい青春時代を描いた自伝的小説。「あの頃」を思い出すとき、よく聴いていた曲が心の中で流れ出す。逆に「あの頃」好きだった曲を聴くと、愛しくて切なくておかしくて哀しい、そんな想いが溢れ出す。大切な思い出は、その時聴いていた曲とともに心の中にある。そんな決して色褪せることのない名曲にのせて紡がれる日々は、自分とはちょっと世代が違うのだけど、読んだ後どこか懐かしくて心がリフレッシュできている自分がいた。(あなたが「あの頃」のことを想うとき心の中で流れている曲は何ですか?)
明日からも頑張ろうと思える1冊。(高)(2009年7月22日)
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おすすめコメント
友だちになった瞬間にも、旅立ちの日にも――あのメロディーは、俺たちの胸に響いてた。文庫でしか読めない自伝的青春小説。意地っ張りだけどマジメなシュウ、お調子者で優しいヤスオ、クールで苦労人のコウジは、中学からの友だち同士。コウジの母親が家出したときも、シュウがカノジョに振られたときも、互いの道を歩き始めた卒業の日にも、三人の胸にはいつも、同じメロディーが響いていた。サザン、RC、かぐや姫、ジョン・レノン……色あせない名曲たちに託し、カッコ悪くも懐かしい日々を描く青春小説。