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水木しげるの日本妖怪紀行

新潮文庫 み−31−2

出版社名 新潮社
出版年月 2006年8月
ISBNコード 978-4-10-135732-4
4-10-135732-3
税込価格 524円
頁数・縦 303P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ”妖怪気分”に浸ろう

    日本に棲む様々な妖怪たち。妖怪天国のこの国に伝わる四十九の怪異を、水木しげる氏と村上健司氏が楽しく紹介する。映画「妖怪大戦争」でナイナイの岡村隆史が扮した”小豆洗い”を筆頭に、一本だたら・塗壁・雪女などの有名なものから、あまり耳にしたことのない長壁・馬魔・逆柱といった妖怪まで、水木氏の絵と共に詳しく説明されている。探訪ガイドでは、古い文献に基づく解説や、伝承地への交通手段まで書かれる親切さ。ある地域にのみ出る妖怪から全国各地に棲むものまで、ちょっと怪しくて恐ろしげで、でも憎めない彼らの存在は、私達日本人だけの愛すべき隣人なのだ。

    (2006年8月18日)

商品内容

要旨

「小豆とごうか人取って食おうか」小豆洗いの歌が、橋の下から聞こえる。川原では河童に相撲を挑まれ、海では舟幽霊に追いかけられる。大木から釣瓶落としが落ちてきて、宿には座敷わらしが顔を出す。日本は妖怪天国だ。第一人者・水木しげると気鋭の研究家・村上健司が、全国に伝わる四十九の怪異を紹介する。「鬼太郎」に胸をときめかせた、あなたに贈る、大人のための妖怪図鑑。

目次

小豆洗い
油すまし
一反木綿
一本だたら
遺念火
牛鬼
産女
海坊主
大坊主
長壁〔ほか〕

著者紹介

水木 しげる (ミズキ シゲル)  
1922(大正11)年生れ。鳥取県境港で育つ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征し、爆撃を受け左腕を失う。復員後、紙芝居画家となり、貸本マンガを経て漫画家となる。’65(昭和40)年、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で第6回講談社児童まんが賞を受賞。’91(平成3)年、紫綬褒章受章。’96年、日本漫画家協会文部大臣賞を受賞する。2003年、旭日小綬章を受章
村上 健司 (ムラカミ ケンジ)  
1968(昭和43)年、東京生れ。妖怪好きライターとして、日本全国でフィールドワークをしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)