
重力ピエロ
出版社名 | 新潮社 |
---|---|
出版年月 | 2003年4月 |
ISBNコード |
978-4-10-459601-0
(4-10-459601-9) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 337P 20cm |
商品内容
要旨 |
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。 |
---|---|
出版社 商品紹介 |
連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは何を意味するのか? オーソドックスだけど古くない、地味で大人しいけどカッコイイ。新感覚青春ミステリ。 |
おすすめコメント
【週刊文春 2003 ミステリーベスト10 国内部門第4位】
出版社・メーカーコメント
預かった原稿を読みながら、僕は知らず快哉を叫んでいました。 新潮社 担当編集者コメント
いつの頃からか、小説に飽いてしまっていました。 何を読んでも面白いような、面白くないような……。 別に、小説そのものがつまらなくなったわけではありません。読めば、素直に面白いと思うし、感動したり、涙したりする作品は沢山あります。でも、それらの感情の起伏は、子供の頃に味わったワクワク感とは、微妙に違う気がしていました。 本を読むようになってかなりの年月が経ち、読了した冊数もそれなりになりました。しかも、今は読書は仕事でもあります。 だから仕方のないことなのかもしれない。 あの頃のような感動を求めるのは、そもそも無い物ねだりなんだろう……。 そんなふうに、自分に言い聞かせていたところがあります。 しかし、です。 ある晩、預かった原稿を読みながら、僕は知らず快哉を叫んでいました。 「なんだ、小説まだまだいけるじゃん!」と。 気に入った箇所を、何度も読み返していました。誰かと感想を語り合えないことを、あれほど残念に思った夜はありません。 それが、この『重力ピエロ』です。 これは、小説の持つ、面白さ・秘めたる力・無限の未来に改めて気付かせてくれた大切な大切な作品です。 だから、敢えて「是非に!」と申し上げます。 とにかく読んでみて下さい。小説好きで良かった、と素直に喜べる瞬間に出会えることをお約束いたします。