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どーなつ

ハヤカワ文庫 JA 806

出版社名 早川書房
出版年月 2005年7月
ISBNコード 978-4-15-030806-3
4-15-030806-3
税込価格 726円
頁数・縦 309P 16cm

商品内容

要旨

父の迎えを待ちながらピンボール・マシンで遊んだデパート屋上の夕暮れ、火星に雨を降らせようとした田宮さんに恋していたころ、そして、どことも知れぬ異星で電気熊に乗りこんで戦った日々…そんな“おれ”の想い出には何かが足りなくて、何かが多すぎる。いったい“おれ”はどこから来て、そもそも今どこにいるのだろう?日本SF大賞受賞の著者が描く、どこかなつかしくて、せつなく、そしてむなしい曖昧な記憶の物語。

著者紹介

北野 勇作 (キタノ ユウサク)  
1962年兵庫県生まれ。1992年、『昔、火星のあった場所』が第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。その後、SFマガジン誌を中心に数多くの短篇作品を発表する。2001年発表の長篇『かめくん』で、第22回日本SF大賞および「ベストSF2001」国内篇第1位を獲得。理系的なアイデアを叙情性に満ちた日常描写でつつんだ独特の作風が人気を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)