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マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

出版社名 早川書房
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-15-208764-5
4-15-208764-1
税込価格 1,572円
頁数・縦 362P 19cm
シリーズ名 マーリー

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

    バカな子ほどカワイイとはよく言いますが、愛すべきワンちゃんの話がこれ。おバカな・・・というのは最大の賛辞。ラブラドールのマーリーは、おバカなふりをして愚かな人間たちにたくさんのことを教えてくれている気がしてきます。全米ベストセラーの秘密はそこにあるようです。読んで、笑って、泣いて、切ない気持ちになってみてください。気持ちがやさしくなれますよ。

    (2006年12月13日)

商品内容

要旨

子育ての練習にと新婚カップルのジョンとジェニーがひきとった、クリーム色の仔犬。頭がいいと言われるラブラドール・レトリーバーを選んだはずが、みるみる大きくたくましく育ってやんちゃなバカ犬に…。落ちているものは何でも飲み込んでみる、網戸は破って出入りしなきゃ気がすまない。大好きな人間はいつでも体当たりとよだれで大歓迎!傍若無人なエネルギーとでかい体で数々の騒動を引き起こすマーリーに、夫婦は振りまわされっぱなし。それでも、待ち望んだ出産、子育て、転職と、人生の転機を支えあって乗り越えていく二人に、マーリーは大切なことを教えてくれた―ささやかな無名の作品として登場し、読者や書店員から愛されてじわじわと全米ベストセラーに登りつめた、名作エッセイ。

目次

プロローグ 完璧な犬
僕と妻と仔犬と
高貴な血統
仔犬が我が家へやってきた
ミスター・ウィグル
妊娠検査薬のゆくえ
悲しみを分かちあう
飼い主と獣と
訓練失格
男の存在価値
アイルランドの幸運
マーリーが食べたもの
スラム病棟へようこそ
真夜中の叫び声
早産の機器を乗りこえるには
産後のうつ病は大変
セレブな町での新生活
オープンカフェはすばらしい
雷に打たれて
ドッグ・ビーチの惨事
北への大移動
はじめての雪
鶏と歩く
老いるということ
奇跡の生還
借り物の時間を生きて
最高の犬、マーリーとの別れ
サクラの木の下で
バカ犬クラブ

出版社
商品紹介

愛すべきやんちゃな犬と、ある家族の13年間をつづる、笑いあり涙ありの感動エッセイ。全米200万部突破。

おすすめコメント

名犬のつもりで引き取った子犬マーリーは、みるみる大きく育って……無邪気なバカ犬に! 愛すべきやんちゃな犬とある家族の一三年間を綴る、笑いあり涙ありの感動エッセイ。

出版社・メーカーコメント

デカくてやんちゃなバカ犬マーリーとグローガン一家の笑いあり、涙ありの超感動エッセイ。

内容抜粋

本書「訳者あとがき」より

一九九一年、若い新婚カップルだったジョンと妻のジョニーは、ラブラドール・レトリーバーの仔犬を飼って、レゲエのスーパースターにちなんでマーリーと名づけた。ラブラドール・ レトリーバーはアメリカ随一の人気犬種で、犬の本には「この犬種の気質は愛らしく穏やかで、子どもにもやさしく、攻撃性とは無縁、陽気で楽しい」などと褒め言葉が並んでいた。 ところが、そんな一般論をみごとに裏切って、マーリーはとんでもない問題犬だった。なんでも飲みこむ(タオル、スポンジ、プラスチック玩具、なんと著者が妻の誕生日にプレゼントした高価な金のネックレスまでも)。なんでも壊す(クッション、壁紙、家具、スピーカー)。なによりひどいのが雷恐怖症で、雷鳴が少しでも響けば恐怖のあまり大暴れして、壁だろうと床だろうと鋼鉄製の頑丈な檻だろうと、巨体とバカ力にものを言わせて、とにかくなんでも破壊してしまう。訓練教室に入っても、たちまち失格の烙印を押されて追い出される始末。飼い主にとってはまさに悩みの種なのだ。 それでも、底抜けの明るさとあふれる愛情と揺るぎない忠誠心を備えたマーリーは、健やかなるときも病めるときも、いつも大切な家族の一員だった。流産ではじめての赤ん坊を失ったグローガン夫妻の悲しみを癒し、近所の傷害事件の際には力強い用心棒役でつとめ、三人の子どもたちにとっては大切なきょうだいとなった。

著者紹介

グローガン,ジョン (グローガン,ジョン)   Grogan,John
1957年ミシガン州デトロイト生まれ。セントラル・ミシガン大学で文学とジャーナリズムを専攻。オハイオ州立大学で修士号取得。『サウスフロリダ・サンセンティネル』紙の記者や、『オーガニック・ガーデニング』誌の編集長を経て、2002年以降は『フィラデルフィア・インクワイアラー』紙のコラムニストをつとめている。現在はペンシルベニア州在住
古草 秀子 (フルクサ ヒデコ)  
翻訳家。青山学院大学文学部卒。ロンドン大学アジア・アフリカ研究院(SOAS)を経て、ロンドン大学経済学院(LSE)大学院にて国際政治学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)