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楽園 下

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-16-326360-1
4-16-326360-8
税込価格 1,781円
頁数・縦 361P 20cm
シリーズ名 楽園

商品内容

要旨

土井崎夫妻がなぜ、長女・茜を殺さねばならなかったのかを調べていた滋子は、夫妻が娘を殺害後、何者かによって脅迫されていたのではないか?と推理する。さらには茜と当時付き合っていた男の存在が浮かび上がる。新たなる拉致事件も勃発し、様々な事実がやがて一つの大きな奔流となって、物語は驚愕の結末を迎える。

おすすめコメント

あの『模倣犯』の中で大活躍したフリーライター・前畑滋子が再び登場。現在はフリーペーパーのライターをしている滋子のもとに、萩谷敏子という女性が現れます。事故で死んだ12歳の息子が、実は予知能力を持つ超能力者だったかも知れないので、その真偽を調べて欲しいという依頼でした。彼は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、自分が描いた「絵」で予言したというのです。敏子の亡き息子への強い思いを感じた滋子は調査に乗り出しますが――。宮部ミステリーを存分に楽しめる上下巻です。

著者紹介

宮部 みゆき (ミヤベ ミユキ)  
1960年、東京都生まれ。87年に「我らが隣人の犯罪」で第26回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。92年に『本所深川ふしぎ草子』で第13回吉川英治文学新人賞、『龍は眠る』で第45回日本推理作家協会賞を受賞し、93年には『火車』で第6回山本周五郎賞を受賞。97年に第18回日本SF大賞を『蒲生邸事件』で、99年には『理由』で第120回直木賞をそれぞれ受賞した。2001〜02年にかけて『模倣犯』により第55回毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞と第52回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。07年には『名もなき毒』で第41回吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)