書店レビュー
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ゆらゆら〜と浮き草のように
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おすすめ度
- (有)フジヤ書店 (北海道網走市)
無計画ながら、夢に向けて上京した女の子の生活を描いた『浮き草デイズ』の2巻目です。イラストレーターを夢見て単身上京したものの、現実はそんなに甘くはなかった!日々の生活のため、朝・夜とバイトをかけもちで一日中ぐったり。おかげで本業のイラストを、勉強する時間も出版者に売り込む時間もなく、「何しに東京に出てきたんだろう‥」と落ち込む毎日。それでもバイト先で出会った人々に励まされたり、久しぶりの帰省で家族に優しく迎えられたりして、ちょっぴり切なくなりつつもパワーをもらってがんばります。そうしているうち、ある意外なことがきっかけで仕事が舞い込み、今日の活躍につながるのですが‥。著者のファンならば、あのデビュー作の仕事はこうやって決まっていったのか!!とうれしくなる流れです。浮き草のように流れに身をまかせているようで、実はどこかで見てくれている人もいるんだよと、背中を押してくれているかのような内容です。
(2009年4月6日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
かけもちバイトで生活は安定したけれど、肝心の絵の仕事は成果なし…。そんな時、思いがけない連絡が舞い込んできて、ふわふわした浮き草暮らしにとうとう終止符が。 |
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目次 |
ウエイトレスはじめました |
出版社 商品紹介 |
かけもちバイトで生活は安定したけど肝心のイラストは成果なし…。私はこのままでいいのかなと心がざわざわ。そして、1本の電話が…。 |
おすすめコメント
かけもちバイトで生活は安定したけれど肝心の絵の仕事は成果なし。しかし思いがけない連絡が舞い込んで、浮き草な毎日に終止符が!?早朝はウエイトレス、夜はデータ入力と、かけもちバイトで家賃や食費には困らなくなりました。しかし、なんとか生活できても、贅沢は全くできない東京暮らし。肝心の絵の仕事は今のところ成果もなく、友達やバイト仲間は卒業して就職したり、地元へ帰ったりと、それぞれの道を歩み始めています。「自分はこのままでいいのだろうか」と心の中がザワザワ……。そんな時、思いがけない連絡が舞い込んできて、ふわふわした浮き草暮らしにもとうとう終止符が!?なにがどこでどうなるか……人生って本当にわからないもの!