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赤い月 上

文春文庫 な25−4

出版社名 文藝春秋
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-16-715208-6
4-16-715208-8
税込価格 628円
頁数・縦 349P 16cm
シリーズ名 赤い月

商品内容

要旨

昭和20年8月9日、ソ連軍は突如、満洲に侵攻を開始した。その頃、牡丹江の森田酒造では、保安局の氷室が、白系ロシア人家庭教師エレナをスパイ容疑で斬殺する。栄華の絶頂から奈落の底へ。二人の子供を抱えた森田波子の苦難の逃避行が始まる。自らの引き揚げ体験を元に運命の転変と戦争の悲劇を描く感動の長篇小説。

著者紹介

なかにし 礼 (ナカニシ レイ)  
1938年、旧満洲牡丹江に生れる。立教大学文学部フランス文学科を卒業。在学中よりシャンソンの訳詞を手がけ、卒業と同時に作詞家としてデビュー。日本レコード大賞、ゴールデンアロー賞音楽賞などを受賞した。ベートーヴェンの「第九」の訳詞、オラトリオ「ヤマトタケル」作詞・演出などクラシック分野でも活躍。また作家としても、著書に「兄弟」「夜盗」「さくら伝説」、訳書に「ラディゲ詩集」など多数がある。2000年「長崎ぶらぶら節」で第122回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)