NEXUS 情報の人類史 上
人間のネットワーク
出版社名 | 河出書房新社 |
---|---|
出版年月 | 2025年3月 |
ISBNコード |
978-4-309-22943-0
(4-309-22943-3) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 261,40P 20cm |
シリーズ名 | NEXUS |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 世界的な影響力を持つ知識人として知られるユヴァル・ノア・ハラリ氏だが、同氏が、「テクノ人間至上主義」「データ教」に支配される未来を描いた『ホモ・デウス』の原書発売から、およそ10年が経過。生成AIの台頭に鑑みて、データ教は着実に広まりつつあるように見える。ハラリ氏の新たな視点はどうなのか。ハラリ氏の最新作である本書では、改めて「情報」に焦点を当て、『サピエンス全史』で辿った人類史と、『ホモ・デウス』で予見した未来を、再び語りなおしている。上巻では、「情報ネットワーク」の歴史的転換について詳細に論じる。情報の「素朴な」定義としてよく言われる「真実(現実)を表そうとするもの」に反対し、「物事を結びつける」という情報の決定的な特徴を強調し、その結びつき=NEXUSのあり方が、テクノロジー進歩に従い大きく変化してきているのだという。著者のハラリ氏は、歴史学者、哲学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号。世界の著名なメディアへ寄稿するなど発信を続ける。 |
商品内容
要旨 |
私たち「賢いヒト」は、一〇万年に及ぶ発明や発見や偉業を経て、途方もない力を身につけた。それにもかかわらず、生態系の崩壊や世界戦争など、存亡にかかわる数々の危機に直面している。サピエンスが真に賢いのなら、なぜこれほど自滅的なことをするのか?その答えは、制御しきれないほどの力を生み出す、大規模な協力のネットワーク―「情報ネットワーク」―の歴史にある。印刷術やマスメディアは文明に何をもたらしたのか?そして、まったく新しい情報テクノロジーであるAIは、何を変えるのか?―石器時代からシリコン時代まで、『サピエンス全史』の著者が、人類の歴史をいま再び新たに語りなおす! |
---|---|
目次 |
プロローグ |
出版社・メーカーコメント
『サピエンス全史』を超える衝撃――知の巨人、6年ぶりの書き下ろし超大作「ネクサス」(NEXUS)とは?――「つながり」「結びつき」「絆」「中心」「中枢」などの意 石器時代からシリコン時代まで、「組織」(ネットワーク)が力をもたらす 私たち「賢いヒト」(ホモ・サピエンス)は、10万年に及ぶ発明や発見や偉業を経て、途方もない力を身につけた。それにもかかわらず、生態系の崩壊や世界戦争など、存亡にかかわる数々の危機に直面している。*サピエンスが真に賢いのなら、なぜこれほど自滅的なことをするのか?その答えは、制御しきれないほどの力を生み出す、大規模な協力のネットワーク――「情報ネットワーク」――の歴史にある。*印刷術やマスメディアは文明に何をもたらしたのか?そして、まったく新しい情報テクノロジーであるAIは、何を変えるのか?――石器時代からシリコン時代まで、『サピエンス全史』の著者が、人類の歴史をいま再び新たに語りなおす!情報により発展を遂げた人類は、情報により没落する宿命なのか。本書のAI論は、混迷する世界で民主主義を守るための羅針盤になるだろう。――斎藤幸平氏(経済思想家・『人新世の「資本論」』著者)その深い洞察は、私たちが著書『PLURALITY』で提唱する多元的な共創の原理とも響き合い、進化するデジタル時代で人々を導く羅針盤となる。――オードリー・タン氏(台湾・初代デジタル発展相)