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オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す

光文社新書 166

出版社名 光文社
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-334-03266-1
4-334-03266-4
税込価格 792円
頁数・縦 253P 18cm

商品内容

要旨

行き場を失ったエネルギーが男も女も不幸にする?女性のからだについて、思春期、月経、性、出産という、もっとも本質的なことについて再考する。

目次

はじめに オニババ化とは何か
第1章 身体の知恵はどこへいってしまったのか
第2章 月経を「やり過ごして」よいのか
第3章 出産によって取り戻す身体性
第4章 女性はなぜオニババになるのか
第5章 世代をつなぐ楽しみを生きる

おすすめコメント

「とにかく抱腹絶倒の目ウロコ本である」(神戸女学院大学教授 内田樹)大反響の声続々のベストセラー!

内容抜粋

本書「扉ページ」より

多くの女性は今、あまり意識していないと思いますが、女として生まれてきたのですから、女としての性を生きたい、という、からだの意思があります。その意思を無視していると、あちこちに弊害が出てくるのではないでしょうか。女性のからだの持つエネルギーを過小評価しないほうがよいと思います。女性は子どもを産み、次の世代を継いでいく力を持った存在で、生物としてはそれを目的に生まれてきているわけですから、その力を使わずにいると、多くのエネルギーが行き場を失ってしまうことでしょう。また、たとえ性経験や出産経験が豊富にあっても、それが本当にからだに向き合うような経験になっていないと、そのようなエネルギーは本当に満たされたとは言えないのです。 女性のからだについて、思春期、月経、性、出産という、もっとも本質的なことについて、再考してみたいと思います。

著者紹介

三砂 ちづる (ミサゴ チズル)  
1958年山口県生まれ。1981年京都薬科大学卒業。1999年、ロンドン大学PhD(疫学)。ロンドン大学衛生熱帯医学院研究員およびJICA(国際協力事業団、現・国際協力機構)疫学専門家として約一五年、海外で疫学研究、国際協力活動に携わる。2001年1月より国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)疫学部に勤務、2004年3月まで応用疫学室長を務める。2004年4月より、津田塾大学国際関係学科教授。専門はリプロダクティブヘルス(女性の保健)を中心とする疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)