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謎解きアクセサリーが消えた日本史

光文社新書 179

出版社名 光文社
出版年月 2004年11月
ISBNコード 978-4-334-03279-1
4-334-03279-6
税込価格 770円
頁数・縦 229P 18cm

商品内容

要旨

指輪、耳飾り、首飾り、腕飾りなどの日本のアクセサリー文化は、古代には豊かに存在していたにもかかわらず、奈良時代以降、歴史のなかで忽然と姿を消してしまった。その後、明治維新以降に復活するまで、千百年もの間、日本人はアクセサリーを身につけることがなかった。なぜ突然消滅したのか、なぜその消滅が長期にわたって続いたのか、そしてその現象が日本の、ひいては日本人のどの部分に根ざすものなのか。日本の考古学研究者の間でも、まだ本格的に解明されていないこの謎を、『指輪の文化史』などで知られる著者が、民俗学、考古学、歴史学、宗教学、社会学、図像学などさまざまな角度から解き明かす。

目次

序章 謎を解く鍵
第1章 豊かな古代のアクセサリー文化―縄文時代〜古墳時代
第2章 消滅までの軌跡―飛鳥時代〜奈良時代
第3章 宝玉信仰の残り火―奈良時代〜平安時代前期
第4章 何がアクセサリーにとって代わったのか―平安時代〜江戸時代
第5章 突然の復活―明治時代〜現代
第6章 消えたヨーロッパのアクセサリーたち
第7章 生き残ったヨーロッパのアクセサリーたち
第8章 消滅の原因を考える
終章 三つの結論

おすすめコメント

指輪や首飾りなど、古代に豊かに花開いたアクセサリー文化だが、奈良時代以降なぜか突然消滅、明治になるまで千百年もの間、空白期が続いた。誰も解ききれなかったこの謎が本書で初めて解明される!

著者紹介

浜本 隆志 (ハマモト タカシ)  
1944年香川県生まれ。現在、関西大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)