• 本

草にすわる

光文社文庫 し30−2

出版社名 光文社
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-334-74071-9
4-334-74071-5
税込価格 565円
頁数・縦 270P 16cm

商品内容

要旨

「生きていたってしょうがないよ」。大企業を辞めた洪治は、最低五年間は何もすまいと誓い、無為な日々を過ごしている。ある日彼は、一年近く付き合う彼女から昔の不幸な出来事を聞かされる。死ぬことに決めた二人は、睡眠薬を飲む。絶望。その果てに彼が見たのは…(表題作)。なぜ人間は生まれ、どこに行くのか。「覚醒の物語」二編と初期に別名義で発表した一編を収録。

著者紹介

白石 一文 (シライシ カズフミ)  
1958年福岡県生まれ。2000年のデビュー作『一瞬の光』から注目を集めるようになる。読者の内面を見つめ直させる力に溢れた’02年8月刊行の『僕のなかの壊れていない部分』はロング・セラーに。’03年7月、21年間勤めた出版社を退社、作家専業になる。現在最も注目される小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)