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日本人は、なぜ同じ失敗を繰り返すのか 撤退戦の研究

知恵の森文庫 は3−1

出版社名 光文社
出版年月 2006年8月
ISBNコード 978-4-334-78437-9
4-334-78437-2
税込価格 649円
頁数・縦 240P 16cm

商品内容

要旨

昔の大儲けを忘れられないトップ、何にでも手を出すトップ、熱意だけで勝てると思っているトップ…。日本企業の低迷と旧日本軍の戦略思想には共通した敗因がある。ソフトパワーの軽視と、過去の成功体験の復讐―。昭和史と経営戦略の第一人者が、太平洋戦争の失敗の本質を分析し、今も続いている日本人の「弱点」を突く。

目次

第1章 なぜ同じ失敗を繰り返すのか―成功の復讐(大惨敗はありえなかったはずのミッドウェー海戦
ミッドウェーまでは日本のほうが戦力が上だった ほか)
第2章 なぜ情報が軽視されるのか―精神主義の呪縛(ノモンハンで技術革新より精神論を学んでしまった陸軍
マネー敗戦も負けるべくして負けた ほか)
第3章 平時のリーダー、戦争のリーダー―撤退戦の研究(無能な指揮官、四つのタイプ
山本五十六
には戦時のリーダーとして絶対に必要な資質がなかった ほか)
第4章 組織を伸ばす人事、潰す人事―戦略なき膨張(参謀重視の伝統が無能なリーダーを生み続けた
スペシャリストを重視する企業が勝つ ほか)
第5章 負けると分かってなぜ戦うのか―魔性の歴史(日本が太平洋戦争に突入していった四つのポイント
日本は、戦争に突入しない選択もできた ほか)

おすすめコメント

日本企業の低迷と旧日本軍の戦略思想には共通した敗因がある。昭和史と経営戦略の第一人者が、太平洋戦争の失敗の本質を分析し、今も続いている日本人の「弱点」を突く。

著者紹介

半藤 一利 (ハンドウ カズトシ)  
1930年東京生まれ。東京大学文学部卒。文藝春秋で「週刊文春」「文藝春秋」各編集長、出版局長、専務取締役等を歴任。『漱石先生ぞな、もし』で第十二回新田次郎文学賞を、『ノモンハンの夏』で第七回山本七平賞を受賞した
江坂 彰 (エサカ アキラ)  
1936年京都生まれ。京都大学文学部卒。大手広告代理店本社マーケティング局長、関西支社長を歴任、’47年に独立。作家兼経営評論家。経営戦略、人材論の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)