書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
本書第11章「占守島の戦い」が面白い。占守(シュムシュ)島とは千島列島の最北端にある島で、カムチャツカ半島とは13kmしか離れていない。ここで太平洋戦争終戦後、侵攻してきたソビエト軍との間で起こった戦闘が「占守島の戦い」である。私はこのことを本書で初めて知った。著者の旧日本軍の戦闘描写はいつも興奮させられるものがある。本書でも綿密な取材のもと、現代に生きる日本人が忘れていた事件を掘り起こして見せてくれる。(のり)
(2006年2月12日)
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