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教養としての大学受験国語

ちくま新書 253

出版社名 筑摩書房
出版年月 2000年7月
ISBNコード 978-4-480-05853-9
4-480-05853-2
税込価格 1,012円
頁数・縦 302P 18cm

商品内容

要旨

高校・大学生の学力低下が社会的に問題になっているが、憂うべきなのは知識量の低下よりも、自ら考えるための思考力の低下である。大学受験国語は、限られた条件の下での出題とはいえ、高校の「国語」よりもはるかにバラエティに富む。心ある出題者が、思考の最前線に幾分かでも触れてほしいと願っているからだ。数ある受験問題の中から良問のみを厳選した本書は、たくまずして現代思想のすぐれたアンソロジーとなった。それらを解いてゆくことで、受験生、大学生、ひいては社会人にも、思考力が身につく、明快な一冊。

目次

序章 たった一つの方法
第1章 世界を覆うシステム―近代
第2章 あれかこれか―二元論
第3章 視線の戯れ―自己
第4章 鏡だけが知っている―身体
第5章 彼らには自分の顔が見えない―大衆
第6章 その価値は誰が決めるのか―情報
第7章 引き裂かれた言葉―日本社会
第8章 吉里吉里人になろう―国民国家