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社会学を学ぶ

ちくま新書 527

出版社名 筑摩書房
出版年月 2005年4月
ISBNコード 978-4-480-06227-7
4-480-06227-0
税込価格 792円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

社会学とはどういう学問か。また、社会学を学ぶ理由は何か。これらはそのまま、「社会」とは何かという問いにつながる。本書では、著者自身の経験に即しながら、パーソンズの行為理論、マルクスの物象化論、レヴィ=ストロースらの構造主義、フーコーの言説分析、ルーマン/ボードリヤールのシステム論、柳田国男の習俗の思考、ベンヤミンのパサージュ論などを通して、これらの問いに答えてゆく。社会学の本質に迫る、渾身の入門書。

目次

序章 社会学を学ぶ人のために
第1章 社会学以前
第2章 社会学入門―行為理論を学ぶ
第3章 マルクス―物象化論の射程
第4章 構造主義―あるいは主体の不安
第5章 ミシェル・フーコー―系譜学のまなざし
第6章 現代社会の理論―システム論と極端現象
第7章 習俗の思考―柳田国男の挑戦
第8章 ヴァルター・ベンヤミン―あるいは社会記述の方法をめぐって

著者紹介

内田 隆三 (ウチダ リュウゾウ)  
1949年大阪生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は、社会理論、現代社会論。消費社会論やシステム論、パサージュ論の視点を総合し、従来の社会学では捉えきれなかった“社会”“歴史”“身体”の新しい位相を提示しながら、現代における「社会記述」の可能性を探る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)