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人間は脳で食べている

ちくま新書 570

出版社名 筑摩書房
出版年月 2005年12月
ISBNコード 978-4-480-06273-4
4-480-06273-4
税込価格 858円
頁数・縦 194P 18cm

商品内容

要旨

どうせ食事をするならばおいしいものが食べたい。しかし、どういうものが「おいしい」のだろう?栄養があるもの?食べなれているもの?あるいは高価なもの?「おいしさ」というのは、実は生理的、あるいは文化的な数々のファクターが組み合わさったきわめて複雑な現象なのである。本書では、多様なレベルの考察を通して、その正体を追求し、その中でも、現代人にとって、もっとも重要な「情報のおいしさ」の構造とその行き過ぎを考える。

目次

第1章 「情報」は最高の調味料(神社の清めの水
鍋で下着を洗う女 ほか)
第2章 四つの「おいしさ」(おいしさの四本柱
その一・生理的なおいしさ ほか)
第3章 おいしさの生理メカニズム(おいしさ研究の最前線
味の信号は舌から延髄へ ほか)
第4章 現代人の食べ方(本能から見た辛味ブーム
ラーメンブームにも本能の影がちらつく ほか)

著者紹介

伏木 亨 (フシキ トオル)  
1953年生まれ。滋賀県出身。京都大学農学部卒業、同大学院を経て、京都大学農学研究科教授。専門は食品・栄養学。日本栄養・食糧学会評議員、日本香辛料研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)