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騙すアメリカ騙される日本

ちくま新書 571

出版社名 筑摩書房
出版年月 2005年12月
ISBNコード 978-4-480-06277-2
4-480-06277-7
税込価格 902円
頁数・縦 285P 18cm

商品内容

要旨

自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題への対応、道路公団や郵政民営化に代表される「改革」の進展、皇室典範や憲法をめぐる改正論議、不良債権処理と景気回復の名の下に進められた日本型雇用の崩壊―日本が場当たり的な対応を重ねるあいだに、かつて「超合金」と言われた日本システムは根こそぎ変えられつつある。日本の「国富」に狙いを定めたアメリカの国家戦略は、対日「年次改革要望書」を通じて密かに、そして着実に現実のものとなっている。アメリカによる対日支配の実態はどうなっているのだろうか。外務官僚としての体験も踏まえつつ、覇権構造の中の自立の可能性を探る。

目次

第1章 米国の国家戦略と日本の「知識人」
第2章 消えた「日米貿易戦争」
第3章 アジア通貨・経済危機の真相
第4章 決定打としての「IT革命」
第5章 悪魔の契約
第6章 日本の「逆襲」

おすすめコメント

国富の移転が始まった!自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題への対応、道路公団や郵政民営化に代表される「改革」の進展、皇室典範や憲法をめぐる改正論議、不良債権処理と景気回復の名の下に進められた日本型雇用の崩壊・・・日本が場当たり的な対応を重ねる間に、かつて「超合金」と言われた日本システムは根こそぎ変えられつつある。日本の「国富」に狙いを定めたアメリカの国家戦略は、対日「年次改革要望書」を通じて密かに、そして着実に現実のものとなっている。アメリカによる対日支配の実態はどうなっているのだろうか。外務官僚としての体験も踏まえつつ、覇権構造の中の自立の可能性を探る。

著者紹介

原田 武夫 (ハラダ タケオ)  
1971年東京生まれ。東京大学法学部中退後、外務省入省。大臣官房総務課、アジア大洋州局北東アジア課を経て、2005年3月に退職。現在は原田武夫国際戦略情報研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)