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πの歴史

ちくま学芸文庫 ヘ7−1 Math & Science

出版社名 筑摩書房
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-480-08985-4
4-480-08985-3
税込価格 1,320円
頁数・縦 344P 15cm

商品内容

要旨

πとはいったい何者?円周率と名づけてはみたものの、値も素性も詳しくはわからぬままに始まったπの歴史。それは人類の歴史を映しだす小さな鏡だった。シラクサのアルキメデス、紀元前3世紀のアレキサンドリア大学、科学書に火をつけ焼き払った中世の司祭や十字軍の物語であったし、中国や日本の和算家の物語でもあった。その後、πは円とほど遠い意外な場面に姿を見せ始める。オイラーの数値計算は、ある規則の分数を加えてπの2乗や26乗を発見する!興味深いエピソードやあふれるユーモアを通して、数式に弱い人にも読書欲をかきたてるπの歴史物語。

目次

夜明け
ベルト地帯
古代ギリシャ人
ユークリッド
ローマという名のペスト
シラクサのアルキメデス
たそがれ時代
暗黒時代
めざめ
数の狩人たち
さいごのアルキメデス学派
突破への序曲
ニュートン
オイラー
モンテ・カルロ法
超越数π
現代の正方形屋たち
コンピュータ時代

著者紹介

ベックマン,ペートル (ベックマン,ペートル)   Beckmann,Petr
1924‐1993年。プラハ生まれ。プラハ工業大学でPh.D.を取得。1963年コロラド大学電気工学の客員教授となり、そのまま永住。自身の生い立ちから、歴史への関心も高く、カトリシズム、ナチズム、共産主義への嫌悪感を隠さない(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)