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特攻−若者たちへの鎮魂歌(レクイエム)

PHP文庫 こ4−4

出版社名 PHP研究所
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-569-66657-0
4-569-66657-4
税込価格 755円
頁数・縦 371P 15cm

商品内容

要旨

「おばさん、俺も明日出撃するよ。知覧にきてよかった。おばさんや皆に逢えて、いい思い出ができてよかった。ありがとう―」。太平洋戦争末期、自分の命を引き換えとして敵艦に突撃し、散華していった若者たちがいた。本書は、自らも飛行兵としての体験をもつ著者が、「燃ゆる大空」「百句の墓標」など、特攻隊員への深き思いを綴った鎮魂の記録である。

目次

くちなしの花
さらば愛しき人よ
五月花が咲いて
燃ゆる大空
学徒出陣
われら明日を恃みき
わが若人ら遂に環らず
征矢と桜花一輪
神雷爆戦隊の突撃
お母ちゃんさようなら〔ほか〕

著者紹介

神坂 次郎 (コウサカ ジロウ)  
昭和2(1927)年、和歌山県生まれ。戦後は劇団俳優座演出部等を経て転々、傍ら歴史小説を書き始め、昭和33年、『鬼打ち猿丸』で大衆文学賞受賞。昭和59年出版の『元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世』は60万部のベストセラー。他にベストセラー『縛られた巨人 南方熊楠の生涯』、第2回日本文芸大賞受賞『黒潮の岸辺』など著書100余冊。平成4年、皇太子殿下熊野行啓に際し自著『熊野御幸』を2時間余にわたって御進講。平成14年4月には第12回南方熊楠賞を受賞。平成15年6月、第38回長谷川伸賞を受賞。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、三田文学会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)