
エバーグリーン
出版社名 | 双葉社 |
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出版年月 | 2006年7月 |
ISBNコード |
978-4-575-23555-5
(4-575-23555-5) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 267P 20cm |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
著者の豊島ミホさんは1982年秋田県生まれ、読書子と同じ県南の出身である。彼女の描く田舎の風景は、なじみ深いものを感じるのでいつも新作を読むのを楽しみにしている作家の一人である。さて、今回の作品は雪深い田舎と東京が舞台。中学校の卒業式で10年後の再会を約束したシンとアヤコが再び出会うまでを描く。シンはアヤコが漫画家として活躍していることを知り、自分も夢だったミュージシャン活動をもう一度再開させようとジタバタしたりする。一方アヤコは生まれてから一度も彼氏と付き合ったことがないこともあり、濡れ場が描けないという漫画家としての壁に直面する。このあたりの情景は、冬、日がさすことのない田舎と、都会に取り残された者が感じる閉塞感をまざまざと感じさせる。この状況をどう切り抜けてゆくのか、詳しくは本文をぜひお読みいただきたい。ほろ苦さが残る再会のラストシーンが待っています。(かま)
(2007年11月10日)
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商品内容
要旨 |
2人をつなぐものは…約束。中学校の卒業式で、10年後の再会を約束したシンとアヤコ。夢をかなえるため、シンは地元に残りアヤコは東京に向かう。それぞれの日常の中で、時間も距離も離れた2人の心は、揺れていた。ほろ苦い青春の日々を通して描かれる切なさにキュッとなる恋愛小説。 |
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出版社 商品紹介 |
卒業式の後「10年後にまた会おう」と約束したアヤコとシン。10年の間に2人はどうなるのか。淡く切ない日々を描いた青春小説。 |