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会社法はこれでいいのか

平凡社新書 390

出版社名 平凡社
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-582-85390-2
4-582-85390-0
税込価格 792円
頁数・縦 199P 18cm

商品内容

要旨

二〇〇六年に施行された企業の基本法、会社法。この法律が、まさか!と思うような、さまざまな問題をはらんでいることがわかってきた。ニーズ無視の立法で徹底的に自由化を推進した一方、弱肉強食と格差を容認した会社法。私たちはこの法律と、どう付き合っていけばいいのか?企業法務の第一人者が本音でズバリ語る、すべてのビジネスマン、株主、必読の書。

目次

第1章 会社法制定の背後にあったもの―深謀遠慮か拙速か(バブル崩壊と景気対策
弱肉強食と格差の是認
立法担当者の責務放棄
最後は急いで通過・可決―擬似外国会社をめぐる疑惑の決着じゃ?)
第2章 会社法のもたらすもの―誤解と混乱の果てに格差社会の歪みが(司法の役割の増大
会社法の専門家が限られる
株式会社のブランド喪失
合同会社の濫用と混乱
株主代表訴訟からの逃げ道
日本の企業は外貨の植民地になるのか)
第3章 プラス思考で会社法を読む―積極的かつ合理的に活用する戦略的思考を(形式から実質へ
コンプライアンスの推進
三様監査の充実化
合理的思考の促進)
第4章 会社法の試金石―コンプライアンス思考なしでは生き残れない(望ましい企業社会のあり方をめざして
これからの経営体制のあり方
何のための上場か
日本の企業社会における知的レベル
法解釈のちから)

著者紹介

浜辺 陽一郎 (ハマベ ヨウイチロウ)  
1961年石川県生まれ。85年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。米国のロースクール法学修士号(LL.M.)取得後、米国の法律事務所、日本の大手法律事務所を経て、早稲田大学大学院法務研究科教授、弁護士法人早稲田大学リーガル・クリニック弁護士。第二東京弁護士会・米国ニューヨーク州弁護士会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)