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幸田家のしつけ

平凡社新書 452

出版社名 平凡社
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-582-85452-7
4-582-85452-4
税込価格 814円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

凛とした生き方が読者を魅了してやまない幸田文。これはすべて、露伴の厳格なしつけの賜物であった。掃除、食事、身だしなみ、言葉遣い、性、死生観…。人としてのあり方までを徹底して理詰めで教えた父、反発しつつも必死に食い下がる娘。露伴が文に伝えた「美しい心」とは何か。

目次

理詰めで教える掃除の達人
父に向けた手厚い看護
反発しながらも畏敬の心
父は遊ばせ上手
最もおいしいときに食す
無言で育む美しい心
「わかる」とは「結ぶ」こと
形が人を美しく見せる
着物は着こなしにある
言葉遣いに厳しく
父と娘の性教育問答
夫婦の不和で傷つく子の心
男の子に甘い父心
生死の間に最後の教え

おすすめコメント

幸田露伴は娘・文に、家事から人としてのあり方まで、あらゆる事を一切の妥協を排して仕込み、また文もその試練に必死に対峙した。真剣勝負の親子関係を、文の文章と露伴の言葉で綴る。

著者紹介

橋本 敏男 (ハシモト トシオ)  
1937年東京生まれ。62年読売新聞社に入社、主に婦人部(現・生活情報部)で教育・子どもに関する問題を担当。97年定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)