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国家、人間あるいは狂気についてのノート

辺見庸コレクション 4

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-620-32170-7
4-620-32170-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 215P 20cm

商品内容

要旨

狂気が手に手をとって、麗しいスクウェアダンスを踊っている。それが今日の新しいファシズムの風景である。思考の死闘、命がけの思念をもとめる著者の視一視。狂気にはなにが可能か。わたしたちは正気か?注目の日中関係論考を併録。

目次

国家と狂気と「至上の快楽」
狂気の輻―または、スメグマのファシズム
中国は「一皿の散沙」か
いま再び声の時代
はかりしれないもの―オリンピックと光る糸
東風は西風を圧倒したか
少女と白い犬―歳月による損傷について
自分のファシズム
口中の闇あるいは罪と恥辱について
鏡のなかのすさみ―千葉景子さんと絞首刑〔ほか〕

出版社
商品紹介

領土問題を機に噴出するナショナリズムの正体を、著者最新の論考と、フランス文学者・鵜飼哲氏との討論によって根源から思索する。

著者紹介

辺見 庸 (ヘンミ ヨウ)  
1944年宮城県石巻市生まれ。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長、編集委員などを経て、96年退社。78年、中国報道で日本新聞協会賞、87年、中国から国外退去処分を受ける。91年、小説『自動起床装置』(文藝春秋刊、文春文庫、新風舎文庫)で芥川賞、94年、『もの食う人びと』(共同通信社刊、角川文庫)で講談社ノンフィクション賞、2011年、詩文集『生首』(毎日新聞社)で中原中也賞、2012年、詩集『眼の海』(毎日新聞社)で高見順賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)