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豚の文化誌 ユダヤ人とキリスト教徒

叢書ラウルス

出版社名 柏書房
出版年月 2000年11月
ISBNコード 978-4-7601-2003-1
4-7601-2003-3
税込価格 4,180円
頁数・縦 316,5P 図版16P 21cm

商品内容

要旨

西欧社会の暗部を抉った現代の奇書。ユダヤ人はなぜ豚をタブーとし、憎悪するのか。キリスト教徒は豚を食しながら、なぜ豚を侮辱の対象とし、なぜ豚肉をタブーとするユダヤ人を豚呼ばわりして軽蔑するのか。―遠い昔の供犠の世界が南仏の農山村を媒介に現代に蘇る。

目次

第1部 類似した存在(赤男
子供の世界
変身の円環)
第2部 一つの血から他の血(ユダヤの雌豚
赤い復活祭
老ユダヤ人と若いキリスト教徒
小ユダヤ人)
第3部 キリストの肉(豚の復帰
魂と血
骨が歌う)

著者紹介

ファーブル・ヴァサス,クロディーヌ Fabre−Vassas,Claudine
1944年生まれ。民俗学者。国立科学研究所研究部長、トゥルーズ社会科学高等研究院で、ヨーロッパの民俗学を講じている。現在は、古今の演劇形態を調査しながら、儀式と演劇、そこに現れた人物、人間像の研究に従事している。主要著書・論文に『料理・食物・テーブルマナー』、「子供・かまど・豚」(『アルプスとローヌの世界』所収)、「豚の周りのユダヤ人とキリスト教徒」(『ヌーシャテル民族学研究所論集』所収)、「死者のための豚肉」(『農山村研究』1−6月号所収)、など多数。なお、『豚の文化史―ユダヤ人とキリスト教徒』が著書中における初めての邦訳本である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)