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わがユダヤ・ドイツ・ポーランド マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝

出版社名 柏書房
出版年月 2002年3月
ISBNコード 978-4-7601-2203-5
4-7601-2203-6
税込価格 6,270円
頁数・縦 503P 20cm

商品内容

要旨

ナチスのユダヤ人迫害政策は、ドイツ文学を愛してやまない青年をもゲットーへと狩り立てる。大学教育を受けられずに独学でドイツ文学の素養を身につけたユダヤ人青年は、脱走・潜伏を経て辿り着いた戦後ポーランドが、共産主義体制による新たな圧政でしかないことに絶望する。祖国を棄て、自分を育んでくれたドイツ文学の地へ。ブレヒト、ハインリヒ・ベル、ギュンター・グラスら数多くの作家とわたりあい、ドイツで最も影響力をもつにいたった文芸評家の圧巻の自伝。

目次

第1部 一九二〇‐三八年
第2部 一九三八‐四四年
第3部 一九四四‐五八年
第4部 一九五八‐七三年
第5部 一九七三‐九九年

出版社
商品紹介

ドイツを代表する文芸評論家の波乱に満ちた自伝であり、かつ同時代史の証言。ドイツの大ベストセラー。

著者紹介

ライヒ=ラニツキ,マルセル (ライヒラニツキ,マルセル)   Reich‐Ranicki,Marcel
1920年ポーランドのヴウォツワヴェクに生まれる(両親ともユダヤ人)。38年ベルリンのフィヒテ・ギムナジウムを卒業。同年ポーランドへ強制送還され、やがてワルシャワ・ゲットーに閉じこめられるが、43年からくも脱走。15ヵ月間潜伏して終戦を迎える。戦後はポーランド政府の情報機関で活動したものの、解任・失職。51年フリーの批評家となる。58年西ドイツへ出国し、たちまち頭角をあらわす。63‐73年『ツァイト』紙の専任批評家、73‐88年『フランクフルター・アルゲマイネ』紙の文芸デスクをつとめる。かたわらラジオ番組「文学カフェ」、テレビ番組「文学カルテット」を長らく主宰し、現代ドイツきっての批評家として絶大な信用を得るにいたる
西川 賢一 (ニシカワ ケンイチ)  
1942年中国の済南に生まれる。66年東京外国語大学ドイツ語科を卒業。出版社勤務をへて、現在フリーのゲルマニスト、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)