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日本近代国家の成立とジェンダー

KASHIWA学術ライブラリー 05

出版社名 柏書房
出版年月 2003年10月
ISBNコード 978-4-7601-2422-0
4-7601-2422-5
税込価格 4,620円
頁数・縦 328P 22cm

商品内容

要旨

近代日本の「性差」「性」の領域へ切り込む、歴史学の空白を生める「知」の議論。歴史・経済・思想・文学などの多様な視線から、学際的・国際的視野に立ってジェンダー・アプローチした、気鋭の研究者11人による共同研究の成果。

目次

第1部 女性の表象と国民国家(日本の「良妻賢母」と「韓国の賢母良妻」にみる女子教育観
明治前期におけるジェンダーの再構築と語り―江戸の女性権力者「春日局」をめぐって)
第2部 男たちのアイデンティティ(荘田平五郎の言動と武士的素養―明治の士族経営者に顕れたる規範と行為(一)
「美しき」強姦の物語―武士道の古層 ほか)
第3部 女性労働の領域(近代日本の女性労働と「小経営」
おしゅんが語る女性の生活―幕末安房の家日記を中心に ほか)
第4部 ジェンダーと近代の交叉(津田梅子が執筆した『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』紙記事―津田仙の訪朝記
日本YWCAの国際主義・ナショナリズム・ジェンダー―加藤タカの経験と言説を手がかりとして ほか)

出版社
商品紹介

近代国民国家成立とありように、ジェンダーがどのように関わり、いかなる相互作用を及ぼしたのかを学際的・国際的視野にたって考察。

著者紹介

桜井 由幾 (サクライ ユキ)  
総合女性史研究会
谷本 雅之 (タニモト マサユキ)  
東京大学大学院経済学研究科助教授
長野 ひろ子 (ナガノ ヒロコ)  
中央大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)