• 本

革命期メキシコ・文化概念の生成 ガミオ−ボアズ往復書簡の研究

出版社名 新評論
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-7948-0723-6
4-7948-0723-6
税込価格 6,600円
頁数・縦 400P 22cm

商品内容

要旨

ナショナリズムの気運高まる20世紀初頭のメキシコで、「メキシコ人類学の創始者」マヌエル・ガミオと「米国人類学の祖」フランツ・ボアズは人類学研究の拠点を確立するという共通の目的を介して知り合った。本書は、2人が交わした142通の書簡と「マヌエル・ガミオ・アーカイブ」約400点を読み解くことにより、多民族社会メキシコに固有の文化概念を構築しようとしたガミオの思想と実践、そしてその構想が文化的多元主義と交差・葛藤する様相を明らかにしようとするものである。

目次

第1章 本研究の目的と課題
第2章 ガミオに関する先行研究と本研究の方法
第3章 ガミオによるメキシコ人類学の組織化
第4章 ガミオにおけるnation概念―ボアズのnation概念との比較を通して
第5章 ガミオにおけるnationの表象と「芸術」
結語

著者紹介

大村 香苗 (オオムラ カナエ)  
1969年岐阜県生まれ。南山大学外国語学部イスパニア科卒業。2005年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。人文博士(文化人類学専攻)。現在、カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)ラテンアメリカ研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)