• 本

地域から描くこれからの開発教育

出版社名 新評論
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-7948-0762-5
4-7948-0762-7
税込価格 3,520円
頁数・縦 352P 21cm

商品内容

要旨

「開発教育」は、従来は「北」の市民を対象に、南北問題をはじめとする地球規模の諸問題についての理解を深め、解決のために参加し行動する態度を養成する教育活動として描かれてきた。本書は、この解釈そのものをめぐる近年の多様な議論も紹介しつつ、開発教育の未来像を私たち自身の「地域」から問い直そうとするものである。

目次

第1章 多文化の共生
第2章 「農」を中心とした学びの共同体づくり
第3章 環境と開発
第4章 地域からの経済再生
第5章 市民意識の形成と市民参加
第6章 子ども・女性の参加
第7章 ネットワークづくり

著者紹介

山西 優二 (ヤマニシ ユウジ)  
NGOの立場から開発教育に関わって24年、親の立場から二男児への教育に関わって21年、大学教員の立場から国際教育・国際理解教育に関わって13年、地域住民の立場から地域の教育・福祉活動に関わって11年。現在は、早稲田大学文学学術院教授、(特活)開発教育協会常任理事、日本国際理解教育学会理事、かながわ開発教育センター代表、逗子市社会福祉協議会理事など
上條 直美 (カミジョウ ナオミ)  
(特活)開発教育協会常任理事。大学時代の4年間、アジアの大学生との国際交流活動、中学生との学習活動などに関わった経験が、開発教育との衝撃的な出会いの下地となった。卒業後、東京YMCA(キリスト教青年会)にて社会教育・青少年活動、専門学校事業、地域・国際交流・国際協力・教育事業、環境教育などを経験。特に、日本の農と食を考えるプログラムであるYMCA農村青年塾との出会いは、生活者としての自分に多大な影響を与えている。(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会スタッフ、明治学院大学国際平和研究所スタッフを経て、立教大学ESD研究センタープログラム・コーディネーター
近藤 牧子 (コンドウ マキコ)  
早稲田大学文学学術院教育学コース助手(2008年3月末まで)。2000〜06年の間、(特活)開発教育協会事務局スタッフとして開発教育に関わる。幼少時よりODA施策の国際協力活動を目に当たりにし、学生時代にはNGOの国際協力活動に携わった経験が、地域密着大家族に育った経験と融合して、現在の開発教育観に。二男児が通う学校や保育所の人脈を中心に地域の教育や国際理解教育活動を地味ながら展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)