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真冬のスウェーデンに生きる障害者 日本の理学療法士が見た福祉国家

出版社名 新評論
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-7948-0908-7
4-7948-0908-5
税込価格 3,080円
頁数・縦 292P 20cm

商品内容

要旨

人・モノ・空間といった「環境因子」が、この国の福祉制度を支えている。写真とともに巡る障害者の暮らし。

目次

第1章 東海岸のイェヴレ市とサンドヴィーケン市を訪ねる(インゲル・ロムダール―多発性硬化症を患いながら、個人アシスタントに支えられてアパートで暮らす
個人アシスタント制度とは?
スーネ・ポーゲフォシュ(Sune Bogefors)―パーキンソン病と慢性関節リウマチを患いながら、高齢者向けのケア付き集合住宅に暮らす
イェヴレの町を歩く
第2章 最果ての町、北極圏のキルナ市へ(サーミ人の理学療法士からキルナ市を知る
高齢者向けケア付き集合住宅を垣間見る
障害者の「生きがい」を支える活動所をめぐる)
第3章 カレスアンド地区へ 片道一八〇キロメートルの訪問リハビリ(片道一八〇キロメートルの訪問リハビリ
講演会、そしてキルナ市最後の夜を楽しむ)
第4章 中央部の湖畔の町、エステシュンド市へ(ベンクト・オルソン―購入したアパートに脳卒中の後遺症を抱えながら一人で暮らす
シェル・グスタフソン―「家族ケア者」制度を利用しながら妻と二人で長屋のアパートに暮らす
カーリン・スヴェード―多発性硬化症を患いながら町中のサービスアパートに暮らす)
第5章 ICF(国際生活機能分類)で見るスウェーデンの障害者の冬の暮らし(ICFとは?
インゲルの「生活機能と障害」を「環境因子」との関係で捉える
見えてくる日本の課題)

著者紹介

山口 真人 (ヤマグチ マコト)  
1965年、北海道生まれ。理学療法士。社会福祉士。呼吸療法認定士。獨協大学外国語学部英語学科中退後、佛教大学社会学部社会福祉学科(通信教育課程)卒業。その後、社会医学技術学院理学療法学科(夜間部)卒業。東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻(病態運動学講座人間行動学分野)前期博士課程修了、障害科学修士。東京、仙台で当時のいわゆる老人病院と老人保健施設に勤務した後、大阪府立看護大学医療技術短期大学部理学療法学科(現、大阪府立大学地域保健学域総合リハビリテーション学類理学療法学専攻)助手を経て、2000年に高齢者のケアとリハビリについて学ぶためにスウェーデンを初めて訪れる。2000年より、医療法人錦秀会阪和第二泉北病院リハビリテーション部に勤務。新潟医療福祉大学、大阪保健医療大学非常勤講師。日本理学療法士協会国際部協力部員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)