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脱「原子力ムラ」と脱「地球温暖化ムラ」 いのちのための思考へ

出版社名 新評論
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-7948-0914-8
4-7948-0914-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 222P 20cm

商品内容

要旨

フクシマ原発事故によって原発の「安全神話」は崩れたが、地球温暖化に絡むCO2(二酸化炭素)の「危険神話」はいまだ増殖を続けている。「原発」と「地球温暖化政策」は、我々の近代(科学)志向と深い関わりを持ち、蜜月の国策事業として知られてきたが、今なお「地球温暖化問題」の実像に迫る議論はタブー視されたままである。本書は、フクシマ原発事故の本質を見据えながら「原発」と「地球温暖化政策」の雁行の歩みを改めて辿り直し、3・11の衝撃のなかで私たちが深く思考したはずの「大きな問い」の続きを、読者と共に考えていこうとするものである。

目次

1 “地球にやさしい”戦略の始まり―「アトムズ・フォー・ピース」という名の核発電(マンハッタン計画から核発電へ
核発電(原子力発電)の兵器性と経済性 ほか)
2 原発事故と「原子力ムラ」についてのもう一つの視点(「原子力ムラ」―政・官・財・学・メディア
司法も労組も ほか)
3 原子力発電と地球温暖化問題の癒着(「寒冷化」の時代から一九八八年まで
アルシュ・サミット ほか)
4 脱原発と脱地球温暖化政策―なぜ“脱”なのか、日本近代の歩みを問う(「何もかも変わった」が「何も変わっていない」
戦後は終わったか ほか)

著者紹介

江澤 誠 (エザワ マコト)  
1949(昭和24)年、千葉県大多喜町生まれ。評論家。同志社大学法学部政治学科卒業、横浜国立大学環境情報学府大学院博士課程修了。環境学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)