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東日本大震災と地域産業復興 2

2011.10.1〜2012.8.31 立ち上がる「まち」の現場から

出版社名 新評論
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-7948-0918-6
4-7948-0918-2
税込価格 4,180円
頁数・縦 366P 22cm
シリーズ名 東日本大震災と地域産業復興

商品内容

要旨

人びとの希望と勇気が「まち」に仕事と暮らしのともしびを点け始めた。復興の第二段階へと踏み出しつつある各地の「現場」に、地域産業の多大な役割を読みとる。3.11後の東日本からの現場報告、第2弾。

目次

被災地の地域産業・中小企業の復旧・復興―震災後一年半の現状と課題
第1部 津波被災地の地域産業の復興(岩手県大槌町/地域産業の復活に向かう三陸の小さな町―壊滅したまちに「ともしび」が点き始めている
岩手県大船渡市/粛々と復旧・復興に向かう―浸水域で再開、さらに仮設施設を展開
青森県八戸市/港湾立地の工場が津波被災―立ち上がった中小企業の次の課題)
第2部 原発災害地域の産業の復興(福島県浪江町/原発災害からの復興に向かう中小企業―商工業者の取り組み
福島県浪江町/原発災害地域の若手経営者・後継者たちの取り組み―青年会議所、商工会青年部の人びと
福島県いわき市/仮設工業団地で再開する警戒区域内中小企業―双葉郡企業を受け入れる)
第3部 地域中小企業の新たな展開(モノづくり系中小企業の復旧・復興―国内生産拠点、地元の雇用の受け皿
宮城県大崎市/内陸被災地域の新たな産業展開―被災後のモノづくり産業と食品産業)
補論 被災地の産業復興をめぐるトピックス(原発災害から避難する農家女性たちの取り組み―「かーちゃんの力プロジェクト」の展開
岩手県北上市/仮設住宅を見守る地域支援員の提供―沿岸の大船渡市、大槌町との地域連携
岩手県野田村/三つの駅が交差する交流拠点―道の駅「のだ」、三陸鉄道「陸中野田駅」を束ねる「(株)のだむら」
福島県田村市/警戒区域のスーパーが周辺に新規開店―浪江町の総合衣料スーパー「サンプラザ」が一歩を踏み出す
岩手県陸前高田市/沿岸で被災したパチンコ、カラオケ店が内陸で復活―被災した居酒屋、スナックを優先的に受け入れる「村上商事」)

著者紹介

関 満博 (セキ ミツヒロ)  
1948年富山県小矢部市生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、明星大学経済学部教授、一橋大学名誉教授、博士(経済学)、岩手県東日本大震災津波からの復興に係わる専門委員、宮城県気仙沼市震災復興会議委員、福島県浪江町復興有識者会議委員、岩手県北上市「工業振興アドバイザー」、岩手県宮古市「産業創造アドバイザー」。受賞:1984年第9回中小企業研究奨励賞特賞。1994年第34回エコノミスト賞。1997年第19回サントリー学芸賞。1998年第14回大平正芳記念賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)