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経済人間 ネオリベラリズムの根底

出版社名 新評論
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-7948-1007-6
4-7948-1007-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 446P 20cm

商品内容

要旨

西洋近代功利主義の思想史的変遷を辿り、現代人の病の核心に迫る。市場原理主義の価値と規範が“人間存在”の全体を蝕んでいる。現代の重要課題はすべて、この現実を起点に議論されなければならない。平和・幸福論の盲点、根源的議論へ向けて。

目次

正当な生活の変貌
政治的まとめ役としての効用
総取引所、道徳の大逆説
大逆転
行動の擁護、情念の礼賛
経済学の公理
自己規律としての計算について
利益の内発的秩序
相互監視社会
幸福の道具
経済人間の政治的製造工場
われわれは今どこにいるのか

著者紹介

ラヴァル,クリスチャン (ラヴァル,クリスチャン)   Laval,Christian
1953年生まれ。パリ第10大学(ナンテール大学)社会学教授。もともとベンサム功利主義哲学の専門家だが、ネオリベラリズム(新自由主義)が個人を“経済人間”に変身させ、社会の本質、人間のあり方そのものを変えてきた歴史について論じる多くの書を著している
菊地 昌実 (キクチ マサミ)  
1938年生まれ。東京大学大学院(比較文化・比較文学)修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)