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やっぱり変だよ日本の営業 競争力回復への提案

出版社名 日経BP企画
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-931466-65-4
4-931466-65-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 244P 19cm
シリーズ名 やっぱり変だよ日本の営業

商品内容

要旨

「顧客は神様」と言いながら、社員にノルマを強要。読まれない日報を熱心に書かせる。世界一の通信技術を持ちながら、「足で稼ぐ」…やっぱり変です、日本の営業。精神論だけでは、営業は成功しません。勝つ営業には、組織的な戦略を持った経営論が必要なのです。組織で売るためのノウハウを伝授。

目次

第1章 やっぱり変だよ、日本の営業マンの姿(あなた方は害虫よ
エリート営業マンの「凄腕」 ほか)
第2章 営業のたくさんの「なぜ」(なぜ、日本製品は売れたか
なぜ、営業のせいにするのか ほか)
第3章 真実に目を向けよう(裸のモノ作り企業
顧客は神様ではない ほか)
第4章 効率的な営業を実現するために(eセールスマネージャーの使命とは
CRM、SFAという仕組み ほか)
第5章 常識や習慣にとらわれないために(ストーン・キャット
東京は米国の二個分 ほか)

おすすめコメント

「顧客は神様」と言いながら、社員にノルマを強要する。世界一の通信技術を持ちながら「足で稼ぐ」・・・やっぱり変ですヨ!勝つ営業には組織的な戦略を持った経営論が必要です。トップセールスになりたい人はこの本を読まないで下さい。この本は、組織で売るための本だからです。

内容抜粋

本書「はじめに」より

営業とはセールスではありません。 企業の営業は、営業マンの営業と全く異なります。 これまで語られたことのない企業の営業に私は問いたい。 世界でも、日本でも、セールスの力に頼って成長し続けた企業がどこにありますか。 トップセールスの営業ノウハウで企業の営業を救うことはできません。 我々はもっと企業の営業の本質を理解すべきです。 企業の営業とは売ることではなく、「事業を営む」ことです。 我々はもっと売らないことの重要性を認識すべきです。 我々はもっと撤退することの重要性を認識すべきです。 我々はもっと売り上げから利益にシフトすべきです。 押し売りは日本の経済を蝕んできました。 過剰サービスの偽善は、営業の効率を悪くしてきました。 モノ作りへの過剰意識は、日本企業の営業力を弱くしてきました。 我々が常識と思ってきた営業の非常識を解剖してみせます。 そこから少しでも改革の真意を汲み取っていただければ幸いに思います。 企業としても個人としても……

著者紹介

宋 文洲 (ソウ ブンシュウ)  
1963年中国山東省栄成県生まれ。中国東北大学卒業後に、1985年に国費留学生として来日。北海道大学工学部で博士号を取得して帰国しようとしたが、天安門事件の発生などで断念。就職した札幌市のソフト会社がすぐに倒産、自ら開発した建築・土木解析ソフトを売り歩き、その利益をもとに1992年ソフトブレーン設立。2000年12月に東証マザーズに上場。現在、同社代表取締役会長。営業改革用パッケージ・ソフトなどで注目を集め、SAPジャパン、富士通、日本アイ・ビー・エムなどとの業務提携も進んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)