• 本

間抜けの構造

新潮新書 490

出版社名 新潮社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-10-610490-9
4-10-610490-3
税込価格 748円
頁数・縦 187P 18cm

内容詳細

要旨(情報工場提供)

「空気が読めない」と言うときの「空気」、「粋」「侘び寂び」などと同じように、日本独特と思われる感覚に「間(ま)」がある。「間」が悪い、「間」を外してしまう人は「間抜け」と呼ばれる。本書では、漫才師、タレント、映画監督として日本のみならず世界的にも人気と名声を得ているビートたけし(北野武)氏が、「間」「間抜け」をキーワードに、文化や世相について語っている。その中身は、漫才や落語などお笑いの技術論から、議論・討論の技法、映画論、芸術・スポーツ論、日本文化論、そして人生論にまで及ぶ。その経験に基づく深い洞察は、我々の普段のコミュニケーションや生き方を考えるうえでの貴重なヒントを提供してくれるものとなっている。

(要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2013年2月15日])

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商品内容

要旨

見渡せば世の中、間抜けな奴ばかり。どいつもこいつも、間が悪いったらありゃしない。“間”というものは厄介で、その正体は見えにくいし、コントロールするのも難しい。けれど、それを制した奴だけが、それぞれの世界で成功することができるんだよ―。芸人、映画監督として、これまでずっと“間”について考え格闘してきたビートたけしが、貴重な芸談に破天荒な人生論を交えて語る、この世で一番大事な“間”の話。

目次

第1章 間抜けなやつら
第2章 “間”を制すもの、笑いを制す―漫才の“間”
第3章 お辞儀がきれいな人に落語の下手な人はいない―落語の“間”
第4章 司会者の“間”を盗め―テレビの“間”
第5章 いかに相手の“間”を外すか―スポーツ・芸術の“間”
第6章 映画は“間”の芸術である―映画の“間”
第7章 “間”の功罪―日本人の“間”
第8章 死んで永遠の“間”を生きる―人生の“間”

著者紹介

ビートたけし (ビートタケシ)  
1947(昭和22)年、東京都足立区生まれ。漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡した後、ソロとしてテレビ、ラジオの出演のほか、映画や出版の世界でも国民的人気を博す。97年、「HANA‐BI」がベネチア国際映画祭グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)