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オーストラリア倒産法

出版社名 弘文堂
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-335-35893-7
4-335-35893-8
税込価格 5,500円
頁数・縦 328P 22cm

商品内容

要旨

最新のオーストラリア倒産法がわかる!新進気鋭の女性倒産法研究者2名による果敢な研究の成果。全体像を概観するとともに、具体的な争点につき、近年の法改正もふまえて、丁寧に分析・検討。わが国倒産法学に斬新な発想を持ち込み、理論にも実務にも刺激を与え得る書。

目次

第1章 オーストラリア倒産法制の成立・制度の枠組み・近年の改正
第2章 再建型会社倒産手続の代表格―任意管理手続
第3章 新たな再建型会社倒産手続―小規模会社再建手続
第4章 個人倒産手続―全体の枠組みと近年の改正の議論
第5章 倒産実務家の規制
第6章 倒産実務家の報酬
第7章 再建型会社倒産手続における倒産解除条項の効力制限―2017年改正を中心に
第8章 倒産会社の取締役の債権者に対する責任―倒産取引阻止義務
第9章 結合企業の倒産処理における実体的併合―清算手続におけるプーリング制度

著者紹介

金 春 (キン シュン)  
中国人民大学法学部を卒業した後、瀋陽市中級人民裁院にて当時裁判官養成コースの書記官として勤務。来日し、京都大学大学院法学研究科修士課程・博士課程、助手(2006年に京都大学法学博士号取得)、大東文化大学法学部専任誰師・准教授を経て、2013年より同志社大学法学部准教授、2018年より教授。オーストラリア・メルボルン大学ロースクールで在外研究(2015〜2017年)をし、シンガポール国立大学客員研究員、中国人民大学法学部客員教授を兼任。専門は民事訴訟法・倒産法。著書に『中国の倒産制度における労働者の地位・処遇―日本法との比較を中心として』(商事法務・2007年。2008年度倒産・再生法制研究奨励金(高木賞)受賞)など
スティール,ステイシー (スティール,ステイシー)   Steele,Stacey
オーストラリア・モナッシュ大学(学位)およびメルボルン大学(法律)で修士号を取得し、東京大学での交換留学を経て(1998〜2000年)、現在メルボルン大学ロースクールの准教授。同大学アジア法センターの日本法部門責任者。学業の他に、オーストラリア弁護士議会(Law Council of Australia)ビジネス法部門、倒産・再建法委員会会員であり、企業内弁護士として活動。専門は倒産法・金融法・日本法・データ・プライバシー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)