• 本

ギリシャ危機と揺らぐ欧州民主主義 緊縮政策がもたらすEUの亀裂

出版社名 明石書店
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-7503-4483-6
4-7503-4483-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 352P 20cm

商品内容

要旨

英国のEU離脱、ポピュリズムの台頭…すべてはギリシャ危機が予兆していた。反緊縮と反権力の運動が吹き荒れる欧州情勢を予告していたかのようなギリシャの経済・社会・政治危機を精緻に分析し、欧州の統合と民主主義の真のあり方を問う。脆くも崩れつつある「民主主義的な欧州建設」を再び取り戻すための道を探る。

目次

ギリシャ危機で問われているもの
第1部 緊縮政策が経済・社会・政治に与えた影響(ギリシャの経済システムの破綻
ギリシャの社会的保護体制の崩壊
ギリシャの政治的混乱の進行)
第2部 新たな金融支援と超緊縮政策(ギリシャの債務危機とツィプラス政権の成立
ギリシャと債権団の金融支援交渉
ギリシャにおけるレファレンダムと第三次金融支援)
欧州建設の課題と展望

著者紹介

尾上 修悟 (オノエ シュウゴ)  
1949年生まれ。現在、西南学院大学経済学部教授。京都大学博士(経済学)。2000年と2004年にパリ・シアンス・ポリティークにて客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)