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グローバル資本主義と〈放逐〉の論理 不可視化されゆく人々と空間

出版社名 明石書店
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-7503-4502-4
4-7503-4502-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 333P 20cm

商品内容

要旨

進行する不平等、難民、環境破壊の世界的な規模拡大、これらはもはや既存の尺度ではとらえきれない。かつてない規模で生じている貧困、難民、環境破壊―。これらの背景に潜むのは人・モノ・場を社会システムから「放逐(expulsion)」する新たな論理の出現であり、それは各国の政治体制や領土といった既存のカテゴリーを横断する共通したダイナミクスとして各地で働いている。新たな段階に入った高度資本主義の支配的論理を実証的・概念的に可視化しようとする試み。グローバリゼーション研究の第一人者による現代社会への警鐘の書。

目次

序 過酷な選別
第1章 縮小する経済、拡大する放逐
第2章 新しいグローバルな土地市場
第3章 金融とその能力―システムの論理としての危機
第4章 死んだ土地、死んだ水
結語 システムの末端で

著者紹介

サッセン,サスキア (サッセン,サスキア)   Sassen,Saskia
オランダ生まれ。米国のコロンビア大学教授(社会学)
伊藤 茂 (イトウ シゲル)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)