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費用負担の経済学 地方公共交通の歴史分析

出版社名 学文社
出版年月 2014年6月
ISBNコード 978-4-7620-2464-1
4-7620-2464-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 131P 22cm

商品内容

目次

第1章 地方鉄道の利用者(乗車人員の推移
鉄道路線の混雑状況
沿線人口の及ぼす影響:沿線人口とマイカ)
第2章 鉄道会社の経営(交易鉄道道路線網の形成―名古屋鉄道(名鉄)の事例
鉄道会社の多角化)
第3章 鉄道建設・運営における政府介入(鉄道における政府補助金の概観
政府補助金の弊害―北恵那鉄道の事例)
第4章 鉄道と沿線地域住民の関係(鉄道建設・運営における地域住民の利害関与―北恵那鉄道の事例
地域利害の希薄化―路面電車の存廃をめぐる住民世論)
終章(「地域住民の足の確保」として存続する第三セクター鉄道―明知鉄道の事例
出産・育児問題を解く―長期の費用負担の仕組みへ)

出版社・メーカーコメント

地方において公共・公益事業を存続させる方法について、歴史分析の結果から提言する。公共・公益事業の対象としては、鉄道事業、中部圏(愛知県・岐阜県)の個別鉄道会社を事例にとりあげるが、なかでも大正期創業以来の膨大な資料の所在が確認された北恵那鉄道について、同社資料を用いた実証分析を多く取り入れる。歴史分析の結果を現代の公共交通にあてはめて検討、また誰が費用を負担するかという課題に対する費用負担の方法に関しても検討した。

著者紹介

関谷 次博 (セキヤ ツギヒロ)  
1973(昭和48)年生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。現在、中京学院大学経営学部教授。専門、日本経済史・経営史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)