立法の「質」の確保に向けた制度的保障枠組みを探求し、民主政のあり方を問い直す。

立法システムの再構築
第１部　統治構造における立法（憲法構造における立法の位置と立法学の役割
熟議の担い手としての議会と裁判所
立法の「質」と議会による将来予測
財政システムと立法）
第２部　立法プロセスの動態と構造（衆参ねじれ国会と政権の運営
日本におけるウェストミンスター・モデルの適合性
立法システムとＮＰＯ、シンクタンク）
第３部　国家主権の相対化と立法（国の立法と自治体立法―「正統」な自治体立法の規範理論
多文化社会の立法システム―北欧諸国の経験から
法整備支援―立法システムの立ち上げ
グローバル化の中の立法システム―国内立法過程から見た国際法定立過程）