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マズロー論者への挑戦 その批判的考察

神奈川大学経済貿易研究叢書 第36号

出版社名 文眞堂
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-8309-5244-9
4-8309-5244-X
税込価格 5,940円
頁数・縦 189P 22cm

商品内容

要旨

従来のマズロー理論に関わる常識を一変させる書!マズロー理論に関する解説書は尽きることがない。しかし、それらの多くは彼の原著、さらには晩年に至るまでの日記を辿ることなく、理論変遷も十分に押さえずして誤解された仕方で世の中一般に流布されてきた。そこで本書は、マズローの真意を史実から忠実に精査したうえで、読者に伝えることを期して、真の彼自身の決意表明や主張の変遷を詳述。

目次

第1部 マズローが語った自己実現概念についての再確認(マズロー「1943年論文」に関する覚書―「1948年論文」との比較において
マズロー「1953年論文」について―「自己実現」者に見られる対人関係の特徴に関する調査報告書から
今日の所謂「自己実現」社会に関する一考察―マズロー「自己実現」社会概念との比較において
マズロー著Motivation and Personalityに関する一考察―初版(1954年)と改訂版(1970年)の比較より)
第2部 マズロー自己実現概念についての受容状況(ゴーブル著『第三勢力―マズローの心理学』に関する補足資料
Motivation and Personality(第3版)の問題点について―学術書として使うべきではない書物
アルダファーE.R.G.理論における被験者たちについて―彼の1972年著作とマズロー理論との比較を中心に
現代企業におけるマグレガーおよびアルダファー理論の「限界」について
R.F.ベネディクトの「シナジー」概念について―マズロー自己実現論の土台となった講話)

著者紹介

三島 斉紀 (ミシマ ムネノリ)  
1975年東京都生まれ。東北大学大学院経済学研究科博士後期3年の課程修了。博士(経営学・東北大学)。現在、神奈川大学経済学部准教授。同大学大学院経済学研究科委員長代理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)