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老いの歌 新しく生きる時間へ

岩波新書 新赤版 1327

出版社名 岩波書店
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-00-431327-4
4-00-431327-9
税込価格 792円
頁数・縦 195P 18cm

商品内容

要旨

「老いたら私はどうなるのか」、誰もが感じる不安である。だが先例のない超高齢社会とは、裏返せば、人類にとって未知の、広大な可能性ではないだろうか?“私”を歌う文学である短歌にヒントを求め、“老い”という新たな生の豊かさを探る。短歌はもはや“青春の文学”ではない、老いの文明を生きる私たちの力強い伴侶である。

目次

序 老いの発見
第1章 老いの時代へ(相聞と挽歌を超えて
茂吉『つきかげ』問題
急増する高齢歌人)
第2章 老いの百景(老いの時間―身体・病・労働・食
悟れぬ、悟らぬ―うずまく感情とエロス
“戦後”を生きながら―戦争の記憶、死者への思い
砦としての家族―親子、夫婦、そして…)
第3章 “老い”というフロンティア(いくつもの“私”
名歌を超えた世界
口語調のもつ力)

著者紹介

小高 賢 (コダカ ケン)  
1944年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。編集者として、馬場あき子に出会い、「かりん」創刊に参加。現在、選歌委員。現在、歌人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)