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日米〈核〉同盟 原爆、核の傘、フクシマ

岩波新書 新赤版 1498

出版社名 岩波書店
出版年月 2014年8月
ISBNコード 978-4-00-431498-1
4-00-431498-4
税込価格 880円
頁数・縦 244P 18cm

商品内容

要旨

広島、長崎、ビキニ、そして福島。四度の国民的被爆/被ばくを被りながら、なぜ日本は、アメリカの「核の傘」を絶対視して核廃絶に踏み出すことなく、また核燃サイクルをはじめとする原子力神話に固執し続けるのか―。日米の膨大な公文書と関係者への取材を駆使して、核の軛につながれた同盟の実態を描く、息詰まるノンフィクション。

目次

第1章 フクシマとアメリカ―「3・11」が照射した核同盟の底流
第2章 「3・11」、もう一つの教訓―核テロチームを派遣した盟主の懸念
第3章 盟約の闇―外務官僚、安保改定半世紀の激白
第4章 呪縛の根底―「同盟管理政策」としての核密約
第5章 「プルトニウム大国」ニッポン―懸念を募らせる盟主
第6章 もう一つの神話―核燃サイクルと断ち切れぬ軛

著者紹介

太田 昌克 (オオタ マサカツ)  
1968年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、政策研究大学院大学博士課程修了、博士(政策研究)。92年共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、高松支局、政治部、外信部、ワシントン支局を経て、現在は共同通信編集委員。1999〜2000年米メリーランド大学にリサーチ・フェローとしてフルブライト留学。2006年度ボーン・上田記念国際記者賞、09年平和・協同ジャーナリスト基金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)