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棋士とAI アルファ碁から始まった未来

岩波新書 新赤版 1701

出版社名 岩波書店
出版年月 2018年1月
ISBNコード 978-4-00-431701-2
4-00-431701-0
税込価格 858円
頁数・縦 211P 18cm

商品内容

要旨

世界のトップ棋士たちを圧倒したアルファ碁。グーグルは今や盤上から社会へ打って出た。未曽有の衝撃の先頭に立つ囲碁界でソフト制作も知る人気棋士が肌身で感じたその実像は?AIの振る舞い、AIと人間の交錯、最新の技術革新と情報公開、囲碁の面白さ…。これは人間の知性がいま考えないといけない新次元。

目次

1 「強いAI」の登場(囲碁を制するAIは人間を制す
棋士との決戦と引退
技術革新の速さ
選挙戦で囲碁を理解する)
2 アルファ碁の振る舞い(囲碁は確率の海
AIの手は分かりやすい
「神の一手」と水平線効果
過学習の罠
開発と情報公開)
3 AIと人間の交差点(ストーリー性は必要か
部分と全体を考える
恐怖心が教えてくれること)
4 盤上から社会へ(AIからの学習法
専門家の傲慢
「囲碁の神様」に見る強さと面白さ)
5 人間の証明(表現の危機
AIに映る自分
矛盾と人間の多面性)

おすすめコメント

トップ棋士を降し、盤上から社会へ打って出るアルファ碁とは何か。人気棋士が人間とAIの未来を語る。

著者紹介

王 銘〓 (オウ メイエン)  
日本棋院九段。1961年台湾台南生まれ。1975年来日、77年入段。タイトル歴1989、91年俊英トーナメント、2000‐01年本因坊、2002年王座、2007年大和証券杯、2012年マスターズカップ、2015年1000勝。コンピュータ囲碁には2007年より興味を持つ。2014年囲碁ソフト「GoTrend」のチームに参加、2015年UECカップ6位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)