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社会とどうかかわるか 公共哲学からのヒント

岩波ジュニア新書 608

出版社名 岩波書店
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-00-500608-3
4-00-500608-6
税込価格 902円
頁数・縦 194P 18cm

商品内容

要旨

他の人や社会のこと、どう考えたらいいのだろう?その答えは、自分を殺す「滅私奉公」でも、自分のことしか考えない「滅公奉私」でもない。公共哲学からのヒントは「活私開公」。地元の街から学校、会社や国、そしてグローバルな世界まで、一人ひとりを活かしつつ、公共的な価値が実現する社会を考えてみよう。

目次

第1章 滅私奉公の時代があった(お国のために
会社のために
規律のために
イデオロギーのために)
第2章 大流行の滅公奉私(世界は二人のために?
学校生活のなかで
他者との関係のなかで
ルール社会のなかで
競争社会のなかで)
第3章 一人ひとりの「私」を活かす(世界に一つだけの花を咲かせるには
個人の人権を考え直す
「私」と「私」のつながり方
民主主義の新しい考え方)
第4章 公共世界とのかかわり(公共とはなにか
公共の福祉という価値
公共善と公共悪・災禍:分かちあう感情・理性・想像力
公共的記憶と公共的未来
「私」と公共世界をつなぐメディア)
第5章 活私開公でいこう(自分・他者・公共世界
活私開公で読む憲法と教育基本法
活私開公的な仕事のあり方
国際社会のなかでの活私開公
グローカルに学び、考え、活動する)

著者紹介

山脇 直司 (ヤマワキ ナオシ)  
1949年青森県八戸市生まれ。一橋大学経済学部卒業。上智大学大学院哲学研究科修士課程修了ののち、ミュンヘン大学にて哲学博士号を取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。専門は公共哲学、社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)