• 本

哲学コレクション 2

経験と場所

岩波現代文庫 学術 180

出版社名 岩波書店
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-00-600180-3
4-00-600180-0
税込価格 1,320円
頁数・縦 346P 15cm
シリーズ名 哲学コレクション

商品内容

要旨

人間存在が定かでなくなっているなかで、西田哲学における思索の道は私たちを何処に導くか。著書はその基本思想が純粋経験/自覚/場所という連関で構成されることを明らかにする。「ここでこうして居る」という人間存在の基本態である経験から自覚の立場へ、そして私たちにとっての「世界」を究明する場所論への転回を読み解きつつ、著者独自の「経験と場所」の哲学を平明に構築する。新編集版の著作集成。

目次

経験(経験ということ
経験と自覚
純粋経験と自覚と場所)
場所(経験の場所―見えない二重性
「場所」論―「現実の世界」へ)
場所―様相と相貌(自然の死と自然
場所と曼荼羅
砂箱遊び
虚空/世界と時間)

著者紹介

上田 閑照 (ウエダ シズテル)  
1926年東京生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。京大名誉教授。専攻・宗教哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)